雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴45年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 日常

【『マルキョウ交換会』】

松の内に開催される盆栽初会『マルキョウ交換会』千葉県匝瑳市という遠隔地にかかわらず、
関東大手盆栽園はもとより西は九州・北は東北・信州からも大勢の参加です。
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今年の市場相場を占う会として注目のセリは、「名品は奪い合い、安価品は中国勢」
という図式で、中間的な価値と立ち位置の盆栽は、手入状態が良いものだけが声がかかると言った、近年の様相を変わらず見せています。
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江波戸家との縁深い私は売り買い共に1位でトラックも満載となりました。
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相変わらず、「買い好きの森前さん」と言われてしまいますが、
今月の天地会を27日開催の水石オークションに全力投球する為に、お休みしているので、買いを強くしました。
持ち帰った樹を スタッフみんなで手入して 雨竹亭らしくしてから 皆様にご覧いれようと思っています。

新春の盆栽飾り

明けましておめでとうございます。
私どもエスキューブを支えてくださるすべての皆様、昨年中のご芳情にあらためて御礼申し上げます。
本年も旧に倍してのご支援・ご交誼を宜しくお願い申し上げます。

年が改まるのは いつも良いものですね!
毎年の恒例ですが、元旦は朝 氏神社である下野国八幡宮へ詣でて、
神棚をあらためて、雑煮を食べ頂いて、師匠竹楓園へ挨拶に赴き、両親の墓参をして、羽生に午後戻ります。
会社組織として、一時は三が日を休んだこともありましたが、小僧あがりの私はどうしても
納得出来ず、
年明け元旦から庭の門を開けて愛好家の皆様をお迎えすることから、その年を始めたいと、古い昭和の人間を貫いています。
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関東の正月は晴れが多く、澄みきった冬空の陽射しの下で、
盆栽達が静かに新年を迎える姿は、何ものにも代え難い “盆栽はいいなあ!”と感じるのは私だけでしょうか。
“今年もこの子達(盆栽)と生きて行こう”と思う新春。
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7日までの新春盆栽展、静かに盆栽達と触れ合うひとときを楽しみに是非いらして下さい。
還暦の年、盆栽が教えてくれる“新たな出会い”で、1年を過ごしたいと思います。

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【40年来の恩人・名伯楽は今も業界のご意見番!】

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盆栽界の名伯楽として、組合理事長14年・協会理事長4年・そして語り草となる昨春の「世界盆栽大会」の歴史的大成功。
福田次郎元理事長の功績は、私達若輩からみても まさに盆栽界を人生をかけて牽引して下さったと思います。
尋常小学校しか出ず、福田園芸として盆栽界で活躍した翁との出会いは、私が小僧の頃、作風展の売店。
当時 師匠が中国で開発制作した新々渡鉢の立売りをしていた私に
「腕の良い売り子さんだけど、どこで雇われたの?」と声をかけて下さって、
「栃木の竹風園の修行の者です」とお話をした記憶です。
39歳で 様々な想いを胸に 独立した私に
「森前君は番頭時代からよくやっていた。私の責任で国風展の売店出店を認めます」と、
その後の「銀座森前」開店の礎を創って下さったのは、生涯変わらない一生の恩人です。
いつのまにか歳を重ねて福田翁に「モリちゃん、長い付き合いじゃないか」と言われる機会も多く、不思議に元理事長の頼み事は断れません(笑)
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愛好家としての大恩人 福島の舩山会長が、春の叙勲・こうして福田元理事長が秋の叙勲。
奇しくも 同じ『旭日双光章』。
人の縁の不思議と有り難さを本当に思います。
福田理事長、おめでとうございました!

【圧倒的な名品群!】

京都・日本盆栽大観展の実行委員長と企画協力の私、鈴木伸二さんと二人で良い意味で全力を尽くした展覧でした。
様々な事務整理を二人でするのに、先日久しぶりに彼のアトリエ小布施へ伺いました。
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多くのお弟子さん達と盆栽に囲まれる彼とは、この小布施の地で30年程前に夢を語り合ったものです。
まもなく60代となる中、昔の夢とはまた別の今だからこそ想う“これからすべき事”を話しました。
それにしても、彼のアトリエは名木のオンパレードと言うべきものです。
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木村正彦先生・小林國雄理事長・そして鈴木伸二さん。
皆さん私と交友深く、日本三大盆栽作家と私は不思議な縁です。
小布施から羽生に戻って我が家の盆栽達を見ると、勿論レベルは伸二さんの方が格段に上ですが、
我が家の盆栽は不思議に一緒に“生きている”家族に思えて・・可愛いものです!(親バカですね!)
皆さんも東京から約2時間半かかりますが、本当の盆栽の素晴らしさ、
そしてそこにいる伸二さんの盆栽に対する愛情・若きお弟子さん達のキビキビとした心地良い応対。
「盆栽って素晴らしいなあ」と必ず思える“美しい空間”です。
是非一度ご覧になって下さい。
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【雑木盆栽の素晴らしさ! 蘇る『昇天の龍』】

大観展の関係で久し振りに大宮盆栽村の竹山先生の所へ伺いました。
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雑木盆栽の名手と謳われた芙蓉園。
ひとつひとつの樹の手入れの行き届いた状態に感銘を受ける程でした。
そして日本盆栽界を代表する名樹 真柏『昇天の龍』 
培養を考えての竹山先生の慧眼で、長く大振りな葉組になっていたものが、
鋏技による“透かし切り”が施されて、往時の姿へ蘇りつつありました。
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若き頃、国風盆栽展で若衆として展示品の警備と水掛け当番となった時、私の持ち場はこの昇天の龍の所でした。
1日この樹の前に立ち続けて、舎利幹や樹姿の隅々を眺め続けたあの頃を思い出し、
50年という人生にも近い時間をひとつの盆栽園で守り続けられる名樹の今を感慨深く拝見してきました。
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盆栽人としての人生で、どれ程の“本物”と出会い、その樹と共に入られるでしょう?
昇天の龍もいずれは竹山先生から次のこの樹に相応しい盆栽家が受け継ぐ時が来るでしょう。
その時も竹山先生が 内に秘めた“受け継ぐ心”を大切にして頂きたいと願っています。
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