雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴43年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

カテゴリ: 日常

先日長野県小布施町に居る鈴木伸二さんの所へ伺いました。

20年来の友人と盆栽を通しての将来を語り合うひと時はかけがえの無い時間でした。

盆栽作家としても国内有数の彼の所の作品は圧倒的な存在感です。

二人でいつかは世界に冠たる盆栽美術館を国内に創る夢を話しました。

歩く道は其々に違っても、盆栽を通して見える「生きる」ことへの命題は同じだと思います。

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長岡市にある朝日山酒造は「久保田」の蔵元として有名ですが、
この蔵主の旧宅は「松籟閣」と称する見事な明治の邸宅です。

ここで開催された水石の本格座敷飾り
「楓石展」は地域を代表する見事な展覧でした。

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やはり水石は、飾られる空間で醸し出す美的余韻が大きく違うものになることが
あらためて実感できました。

“かわりゆくもの”と“かわらずに伝えるもの”があることを教えて貰った気がします。


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二十歳の頃から私のような者を見守って下さる愛好家の方々と
中国盆栽と歴史の旅をして来ました。

1500年前の都「長安」の今
 西安で中国最大の愛好家「西安唐苑」の張会長の自邸に招かれ、
巨大な真柏群を見て全員その規模と大きさに圧倒されてきました。

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現在は枝接ぎの最中ですが3~5年後にはとてつもない巨大真柏群の博物館になるでしょう。

日本の愛好家の方々も張会長がとても腰が低く紳士的な方なのを見て中国に対する
“見ると聞く”の違いを実感されたようです。


それでも日本には日本の盆栽の姿があります。

日本刀の持つ“気品”を大切にする盆栽を我ら日本盆栽界は目指そうと
再確認する旅でもありました。

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連日の雨が上がって秋色の青空が久しぶりに羽生の空に広がりました!

関東、東北を襲った豪雨は氾濫洪水など、心痛む出来事でした。
盆栽の愛好家は勿論の事被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

全国の皆さんから“羽生は大丈夫?”の問い合わせを頂きました。
そのお気持ちに感謝の気持ちで一杯です。

お陰様で雨竹亭も盆栽も被害なく元気でおります。

ようやく訪れた“ありがたい陽射し”が盆栽達に降り注いでいます。
日々いろんな事が過ぎてゆく中、樹々達は自然のままに健やかに刻を紡いでいます。


私達も彼らに笑われぬように頑張ります。

 
 

先日の“久々に震えた逸材”を早速鉢合わせしました。

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“線”の美しさと足造りなどに見られる“研ぎ澄まされた程よい緊張感を併せ持つ
100年前の日本鉢を選びました。

意識としては室町時代水墨画に表現される“線”と僅かな枝の葉組みで生きる姿に,
真柏盆栽に最も大切な「気韻生動」の美を現出したいと思いました。

私は昭和の戦後生まれですが、明治大正昭和前期に育まれた日本の盆栽“美学”にこそ、
未来永劫に続く大切なものがあると確信しています。


どうぞ羽生にこの子に逢いにいらして下さい。


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