羽生の地に、この雨竹亭を構えて、20年の刻が経ちました。
駐車場や応接庭園に植えた若木の桜達、毎年満開の美しい花を私達に楽しませてくれていました。

「首赤ツヤカミキリムシ」外来種のこの害虫が、染井吉野桜を中心に猛威を奮って、大切な樹々を立枯れまで痛めてしまいました💧
関東平野北部一帯、この害虫による染井吉野桜の被害が急拡大した夏💦
近隣は勿論のこと、園内の雑木盆栽への波及を考えて、“断腸の想い“で、全樹の伐採を決めました。

今でこそ、羽生雨竹亭を多くの愛好家の方々、日本全国の盆栽園の仲間達が、周知してくれていますが、
資金もなく、細い桜達をこの手で植えた頃を思い出します。
雨竹亭の成長と共に大きく太くなっていった桜達。
いつも“そこにある“事が当たり前だった樹達が切り落とされて、何もなくなった景色は、
言葉に表せないものが胸を締め付けます💧
満開の花姿、葉桜の姿、未だ来ぬ春の中、枝先に蕾を見せてくれたあの頃、いつも見守ってきてくれて、ありがとう❗️
あなた達の美しさと強さは、いつまでも心の中で咲き誇っています(涙)