大型の山採り素材の入手が不可能に近い激減の中、山採りならず、
“庭採り“で、福島県の旧家にあった真柏の“丸幹“素材を、大型ポットや木箱に入れて1年。

生育状態も安定している事を受けて、舎利芸を作り上げるための第一弾の“皮剥き“を行いました。
5~7月、真柏が幹中に水をよく吸い上げている時期が大切です。

幹の動きに合わせて、自然な水の“吸い上げ道“に逆らわず、“ここなら大丈夫“と言う所を見据えて、刃を入れていきます。
何度かに分けての舎利作りが必要で、今回はこの樹の将来を決める大切な刃入れ❗️

これでおおよその将来の姿の基本が決まります!
枝々の方は、いずれ枝接ぎで、糸魚川真柏へ衣替えします。
まだまだここから始まる「名木への道」‼️
盆栽人は、先達が遺した樹を扱うだけではなく、このように“未来へ繋ぐ新しい名樹盆栽“の創作挑戦もしなければ!
でも、こういう仕事は楽しいです‼️