雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴44年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2018年06月


【“山懐の隠れ家”で 開催された 盆栽水石飾りの深奥!】

春、または秋に 京都 禅林「大徳寺・芳春院」で開催されてきた、数寄ごころ豊かな盆栽水石愛好家の集い「玄虹会」。
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今回は所を替えて、同じ京都でも 山科の山々に囲まれた“隠れ里”の風を色濃く残す地に、
戦前より保存管理されている名亭『わらびの里・霞中庵』を舞台に、名刹での設えとは またひと味違う 部屋飾りを試みました。
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初夏の風薫る季節、打ち水のされた名庭と、各室で現出された詩情溢れる静謐幽玄の世界。
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圧倒的な名木だけが、求められるのではなく、一木一草に 潤湿な“緑陰”の感受を楽しむ季節を、
どの様に 設えるかを研修する目的もあっての展覧でした。
何回かに分けて、心に残る席飾りをご紹介させて頂きます。
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帝都の杜、明治神宮の楼内東廻廊で、毎年恒例の「奉納盆栽展」が、1日より始まりました!
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一の鳥居・二の鳥居・楼前鳥居 を更に本殿に進んだ 内陣と言える 場所に盆栽を奉納陳列して18年目の展覧です。
四十代前半、この展覧を企画開催した理事時代のあの頃が懐かしく思い出されます。
今回も 神宮の盆栽「五葉松」を中心に水石協会が選出した全国からの18点の名樹達が、参詣に訪れた多くの方々を迎えています。
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近年は、東京NO.1の観光スポットとなったこの明治神宮。
朝から海外からの圧倒的な観光客の皆さんが、展示された盆栽に感嘆の声をあげて、カメラを皆々掲げていました。
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この奉納盆栽展は、5日まで開催され、引き続き『第58回 日本水石名品展』が行われます。
その際、盆栽の若干数が延長展示されます。
まもなく創建100年を迎える明治神宮。100年前、全国からの“献木”でこの杜が創られたことを、どれだけの方が知っているでしょうか?
ある意味では、この杜を築いた人達の自然に対する畏敬の念が、日本人の心底にある盆栽に対する精神とも言えます。
そんな気持ちを持って展覧を楽しんでください。

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