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盆栽歴44年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2017年11月


【10万人規模の「農高会」展示準備!】

5日から開催される中国農業特区指定の陝西省楊凌地区での「農高会」。
バイオ・園芸・造園から 酪農までに至る すべての農業関係の年に一度の祭典は、
この楊凌に10万人の人が集まってくる大イベントです。
中国三大農業大学を有する楊凌ですが、大学関係以外だと
「楊凌は年に5日間の農高会の為にある」と言われるほどの盛り上がりです。
この地に盆栽展示培養場を"荒波超えて"作ってから、もう7回目の農高会。
スタッフも現場で6人、西安ギャラリーには3人。
「よくここまで来たものだ」と思います。
農高会前に、展示場への盆栽飾り付けを行いました。
エスキューブ本社スタッフの指示で殆どが、現場リーダー達が飾りましたが、殆ど手直し無し!
良く覚えてくれました。
男子4人のうち、この冬から2人が1年ビザがやっとおりて、
羽生に研修含めて来ます。

日本の若者にも仕事に対して、自分の夢に対しての姿勢を見習って欲しいほどの、2人です。
商売もですが、これからこの子たちの様な若者に、
盆栽の世界で自分の人生を歩んでもらう事を少しでも伝えるのが、
私の大切な役目のような気がします。


【盆景大師 最高峰 王 永康 先生 来亭!】

日本と中国の現在に至る活発な交流の橋をかけてくれた、
中国盆景界 頂点の人格者 王 永康先生が、私の訪中に合わせて 西安に訪れてくれました。
安徽省での大典審査委員の予定の合間を作っての貴重な時間でした。
西安ギャラリーでの盆栽の管理方法・展示方法、
そして何よりも、愛好家の方々への盆景家として、業者としての 忘れてはいけない「真心」を教えて下さいました。
日本の大手盆栽園で王先生を知らない人は居ません。
今、盛んに日本に訪れる多くの中国盆景業界の皆さんは、その殆どが王先生と縁のある方々で、
王先生の地道な努力が無ければ、今日の両国の文化交流はここまで発展しなかったと言える程です。
楊凌の私共の培養場にも訪問して、樹々のこれからの作出に対する指導を
若き中国盆景家の卵達にも、最高位の盆景家などと言うものは一切見せず、
同じ目線で我が子を見守る様に教えて下さいました。

文革の苦労を乗り越えて、ひたすら愛する盆栽に人生を歩まれる王先生は、
私達日本の盆栽家にも、「最後に残るものは何か?」を教えてくれます。
王先生は「次代を担う若者に盆栽の素晴らしさを受け継いでもらう」事だと言います。
私も 日本はもちろんのこと、海外や小学校の文化普及活動の中で、
この王先生の想いを大切に見習おうと思います。

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