雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴42年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

2016年05月


5年間の本当の夢がここから始まります!


エスキューブの対中国盆栽輸送は、5年前に始まりましたが、
私達は単に盆栽を景気の良い中国愛好家に売るためだけではなく、日本の盆栽の真の内容をきちんと伝えて、
両国の盆栽文化が本当の意味で高めあって欲しいと願っています。
その意味で、京都市と姉妹都市である唐の都「西安」の世界遺産である
三蔵法師が経典を納めた「大雁塔」から歩いて僅かの所に、
盆栽ギャラリーが完成したのは、これからの私達が目指す仕事の要となると確信しています。
中国の愛好家に"日本の盆栽文化"を見て頂こうと思っています!


【王 松然 邸での盆栽公開実技演習はテレビ局も加わって!】

盆栽の素材豊富な漢中に初めて招かれて、三代続く名門園林家「王家」で
大勢の愛好家の方々と一緒に実技公開演習をしました。
南山を挟んで西安と共に三国志や
"劉邦と項羽"の生きた歴史を今に伝える「漢中」。
2000年の歴史の上にこうして盆栽を携えて
この「万古の文化」を有する土地と人々と触れあっていることに感慨深いものがあります。
「漢中電子台」と言うテレビ局も取材に来ていました。
盆栽を愛する人達に国境はないと痛感した時間でした!

【熱心な趣味家の方々と五葉松文人木の整姿・・日本と同等の技術や感覚に驚き】

陝西省協会長と武漢盆栽協会の招きでこの1200万都市に初めて来ました。
三国志の時代から歴史に登場する街は、熱気に溢れ盆栽愛好家も大変な数です。
訪れた庭で素材を使っての盆栽教室となり、五葉松の文人風を手入れしました!

落ち枝の在り方や、空間の重要性など、説明するとほぼ同じように認識されていました。
"溢れる素材を有するこの国の盆栽界の未来は明るいな"とつくづく思いました。


【中国 武漢  盆栽の旅  で出会った 「未完の名樹達」】

西安に完成間近のギャラリーへの旅すがら、
陝西省の盆栽協会 張会長の案内で
現地No. 1の愛好家・曹先生の大邸宅へお邪魔しました。

"空いた口が塞がらない"と言う言葉しか出ない圧巻の真柏素材の"大群"に驚きました。
6年かけて交流を深めてきた中国盆栽界ですが、広大な国土、愛好家の層の厚さは、桁違いです!
9日までの旅路を又ご報告します!


羽生本店雨竹亭にある観音堂「雨竹堂」脇のモミジは、
毎年たくさんの実を付け、その足元に"新たな命"を創っています。
大徳寺芳春院ご住職が開堂された観音堂に降る雨が
この命を育んでくれました。
今は1年生のこのモミジが、
いつかは皆さんを楽しませてくれる愛らしい盆栽になります!
ポイントは苗床に植える時に、
発根剤メネデールに床全体を浸透させることです!

「命を生み出す」事は、
盆栽家の大切な仕事のひとつです。

↑このページのトップヘ