友人の盆栽家、神奈川県秦野市にある“椎野宝樹園“椎野健太郎さんの所で、
盆栽のある部分の真髄を遺された、会田一松翁を顕彰する取材が、月刊『近代盆栽』によっての特別取材が行われました。

普段は商売仲間の椎野さんですが、お互いに修行時代を持つ古典的な盆栽人として、
“本物の盆栽とは?”と言う、自分達が生涯求める命題に対して会話をする事が多く、
椎野さんが敬愛する大家、故会田一松翁が遺された数少ない盆栽と会話する内に、
“多くの方々にこの考えや世界を伝えたい“と言う気持ちが強くなり、近盆さんに相談して、今回の特集取材になった次第です。

現在ではその当時の資料すら殆ど残っていない“会田一松翁の世界“、
現在の盆栽界の主流とはひと味違う美意識と概念、でも失いたくない考え、
“商売にはならないよね“と、お互いに苦笑いしながらも、至福の刻を共に出来たと思っています。

途中からは、一松翁の旧蔵樹を複数所有される、寺内幸夫様が、栃木県からはるばるいらして下さり、
愛好家の立場での盆栽観も交えての対談となりました。

“削ぎ落とされた美“
“瀟洒で間の美しさを大切にした樹々“
来春、2月にはこの特集が誌面を飾るそうです。
楽しみになさっていて下さい❗️