記録的猛暑の続いた今夏、それでも9月になると、朝夕の空気は何処となく涼んできたように思います。
今年の「中秋」名月は
9月10日
この季節になると、“月“ の掛物を使いたくなります! 
先日、名匠・木村正彦先生の創作的作品「八房桧寄植え」を譲って頂きました。

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名月にはいつも“ススキ“を取り合わせますが、今回はこの盆栽を使いました。
掛物は江戸期の名筆、土佐派の大家、土佐光孚の三幅対のひと幅。

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蔵にしまっておいた、木彫家・田中一光先生に十数年前お願いして作って頂いた“ウサギ“のつがいを脇飾りに使う事を決めていたので、
“木彫のウサギ“に、単幹の名木などは合わず、「深林」を感じるこの寄植えを主飾りにすることにしました。

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“里山の森林の上に浮かぶ煌々とした名月、足下には野うさぎの雌雄”  時にはススキ以外の中秋も面白いものです。

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因みに、木村先生のこの作品は、普通の桧素材だと、このように細やかな枝姿にならないそうで、
八房系のこの素材を手に入れる事が、とても難しいそうです。