【阿部倉吉邸・舩山コレクション❗️】

吾妻山の大自然と、五葉松や米栂の自生地を満喫して、福島市庭坂の地へ移動しました。
阿部倉吉翁、吾妻五葉松の素晴らしさを生涯をかけて広げた功労者。
90年以上となる同家は、二代健一氏・そして三代大樹氏によって受け継がれています。

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若き頃、“ここが五葉松の聖地・阿部先生の園“と伺った頃と殆ど同じ景色がありました。
“樹は売らずに作れ“・初代の想いを頑なに守り続けた健一氏。

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棚場にある樹には、実生90年を超えるものもあり、伺った教室生徒達は、その年月の結晶に唯々感嘆の声ばりでした。
同行した木村先生のお弟子さん、イタリアのアレッサ君は、
すべての五葉松の葉性の素晴らしさに驚き、特に入口付近にあった根連りが、どこから見ても山採りに見えるのに、実生70年と聞いて目を疑うばかりでした。

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阿部親子の五葉松にかける想いに浸りながら聖地を後にして、北日本を代表する愛好家、舩山邸に伺いました。
圧倒的は名木群、アレッサ君も「こんなに多くの名樹が、1箇所にある愛好家は初めて見ました!」と、驚きを隠せませんでした。

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特に真柏の制作好きな生徒達は、“東北の神“と称される見上げるような真柏の大樹、
しかもそれが現在木村先生の指導で、枝接ぎ技法で、改作途上にある事に圧倒されていました。


初めて企画した生徒達との旅行。
一言で言えば楽しかったです。
商売ではなく、盆栽を愛する人達と、自然を観て、素晴らしい盆栽人生を送られる大家達に触れ、
私の仕事はこういう時間もとても大切な事に気づかされました。

それにしても、吾妻小富士に登頂するのに登った坂!
翌日の足のキツさに、普段の運動不足と寄る年波をつくづく思い知らされました💦