【吾妻山・五葉松、米栂自生地!】

10年以上になる、雨竹亭盆栽教室、初めての研修旅行に選んだのは、盆栽の“原点“と言える自然の自生の姿が見られる、福島県吾妻山。

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活火山として今も噴煙を上げる地、瓦礫のような所に冬季の5メートルを超える雪に潰されながら、
必死に生きる五葉松の姿、観光者も知らない「神々の庭」と呼ばれる、米栂の自生地。

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“子供盆栽博士“としてテレビでも活躍の教室生徒、清水ちえりちゃん、
名匠木村正彦先生の門人として、つい先頃、6年の修行を終えた、イタリアのアレッサ君、
中学生から昭和18年生まれの教室長老まで、皆んなで汗かきながら💦自然を満喫してきました。

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栃木から福島、五葉松と言えば、“那須五葉松“が有名ですが、
本当は那須五葉松の山採り作品は、極めて少なく、盆栽界に那須として伝えられる樹の7~8割の古木は、吾妻五葉松なのです。
天気にも恵まれて、大自然のあるがままの姿と、本当の自然界の厳しい淘汰を実際に見る機会を作ってあげられたと思います。



特に、“秘密の山道“を案内しての、米栂の群生地“神々の庭“は、アレッサ君も“親方・木村先生が作った寄植えそっくり!“と、感激していました。

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1年で1cmしか成長出来ない過酷な環境。その中で人の胴程になるのに、何百年かかるのか?生命の生きる力と長い刻を感じる機会でした。
次は、山を下りて、“五葉松の父“と謳われた、阿部倉吉翁の庭と、
同じ地域にいらっしゃる、“舩山コレクション“こと、舩山邸の見学を報告します。