【大徳寺庭園・初春の盆栽飾り】

新春を迎えて大徳寺の室内展示も、新春の飾りになりました。

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別棟「通玄庵」は、緋梅と鶯(うぐいす)の画。
まだ咲かぬ梅に“厳寒の中でも蕾を育む”凛とした生き方が、日本の美意識を表しています。

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連棟には、五葉松と水石に「日の出」の画。
真冬でも緑を湛える松の生命力、雲海に昇る日輪、遠くに山を仰ぐ。

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冬の林間を表現した木立の老爺柿には「鳥啼山更幽」の書。
脇に冬枯れの褐色の山姿を表す鞍馬石。
しんとした静けさの中にも、変わらぬ大自然を謳い上げた席。

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珍しい“天草野梅“には木彫の老師の置物。

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もうひとつの野梅の幹味良い文人盆栽には、木彫の詩人の座像。
禅語の「雲無心」が、咲かぬ春の梅を待ちわびる心を静かに説いています。

盆栽も水石も、その本体が語りかける美と共に、様々な道具を構成する事で、そこに表現された世界観をより鮮明に伝えてくれます。
名木だけが良いのではなく、いかに盆栽や水石を心の中で逍遥させて楽しむか?
これも趣味世界の醍醐味なのです。
京都禅寺“大徳寺“の盆栽庭園で皆様にお伝えしたいのは、盆栽水石から“人が生きる事、自然とは何なのか?“を感じて頂ける事なのです。