日本盆栽協同組合をはじめ、全国のプロ交換会での筆頭競り人として、
半世紀の活躍をされた大久保順一さんが、体調を崩され、療養に専念される為に引退をされる事になりました。  

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月に10ヶ所以上の会場を受け持つ大久保さんの引退は、ここからの業界全体の市場動向にも影響するほどの出来事です。
私の所の「天地会」も13年前の発足当時より長年のお付き合いで快く競り人を引き受けて頂き、
先日の天地会も、1億2000万の取引高を記録するまでになりました。

事業を失敗して、ゼロからの再スタートをしはじめた中、当初の天地会は、“あの森前がやるらしいがどうなる事か?“と、
業界の仲間からも疑心暗鬼の目で見られていた事は自分でもよく覚えています。
その会が今では業界随一の会になったのは、木村先生・春花園の親方・その他数知れない同業の方々の応援があったほかありません。

大久保さんは、150回近い天地会開催を1度も欠席なく、参加して下さいました。
12月15日、今年最後の天地会、大久保さんが奥様に支えられていらしてくれる事を聞き、
誰にも内緒で、感謝状と記念品の贈呈を100人の参加された仲間の前で行いました。

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「競り人」と言うと、盆栽業の中でも、商売専門の人間と見られがちで、
どれ程の貢献があっても、中々正当な評価がされません。

せめて最後にみんなの前で、“大久保さん長い間ありがとうございました“と、見送って療養に専念して欲しかったのです。

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組合の今井理事長をはじめ、多くの仲間とエールを送ることになった時、
78歳の大久保さんに感謝状と記念品を手渡しをお願いしたのは、50年のお付き合いのあった木村正彦先生、
そして埼玉県の業者としての“長老”、加須の鈴木翁(94歳で今も現役!月例の交換会も主催!)同伴してもらいました。

走馬灯のように大久保さんと一回の交換会での500万しか出来なかった頃を思い出します。
大久保順一大先輩、本当にありがとうございました。