所用で、久しぶりに宮城県に出向く予定が出来たので、羽生の“卒業生として、故郷で頑張っている、加藤充君の所へ行きました。


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朴訥な彼、商売も決して上手い方ではなく、盆栽で食べていくのを心配していましたが、
40を過ぎて、ようやく良きお嫁さんを得て、数年前に建てた自宅も落ち着き、
地域の愛好家の方々に愛されて、何とか頑張ってる様子に、ホッとしました。
彼の真面目さを理解して下さる皆さんに感謝感謝です!

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彼のお父さんが、愛好家として五十年以上培養した五葉松の中品など、
僅か小指ほどの誰でも買える素材を、半世紀愛しむ事で、こんな立派な樹になるんだなと、
あらためて、盆栽は、人と時間と自然が創るものだと思いました。

20年位前に、自宅の新築間もない頃に伺った、仙台市郊外の、吹田勇雄さんの盆栽園、
加藤君も行った事がなかったので、懐かしくて伺いました。

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当時の自宅は、引舞して、盆栽の応客室と展示場に、自宅は元の場所に新築されていました。
“これからは、年齢に合わせて、夫婦で地元の方々とコツコツやってゆくつもりです“

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海外まで、駆け回っていた彼、壮年となる中、良い年の取り方だなあ、と羨ましくもありました。



私のように、未開の大地を切り開いて、戦うように生きてきた道、
2人のように、地元と密着して盆栽業を営む姿、形はそれぞれでも、
皆んな盆栽で生きてゆく仲間達だなって、つくづく感じた1日でした。