完成を間近にした、大徳寺内の盆栽庭園。


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細かな所を色々と想うと、庭園を預かる者として、頭が痛くなる思いです。

門入口脇の桜川砂を敷いた所に予定している、枯山水の石組の仮置きをしました。
尊敬する蔓青園加藤三郎先生の遺愛品である、揖斐川の龍眼石と伊予石。


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5代目園主、崇寿氏より割愛を頂き、本来は来年の3月の開園前に正式に設ようと思っていましたが、
28日からの「京都国際文化振興財団・慶雲庵」の、同所で行う財団展に際して、
入口を砂敷だけでお迎えするより、惜しまず披露しようと思いました。

大徳寺の中には、多くの名勝名園があり、禅林としての枯山水庭園は、日本を代表する歴史深いものが各所にあります。
その中で、私のような盆栽水石以外何の能も無い者が、ここに枯山水などと言えるものを設るなど、おこがましい限りです。

揖斐川の龍眼石は、盆栽界で石付に用いる石、三郎先生は創作的景色を大切にした作品を多く遺されましたが、
平石やこの龍眼石を使っての盆栽への造詣において、他の手本を示されました。
その先達の遺愛品を使ってこの庭園に“盆栽を付けない石で景色を表現してみたい”と言うのが、この枯山水なのです。


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取り敢えず、仮組をして、最終的には、秋吉ご住職のご指示を頂いて固めたいと思っています。
私が出来るのは、三郎先生達が築かれた盆栽界への想いをこの日本を代表する名刹が開く盆栽庭園に遺すこと、それだけです。
もう少しで、全体が仕上がります。
還暦を過ぎて、日々勉強の毎日です!