一年の時をかけて進めた、大徳寺芳春院・盆栽庭園も、いよいよ最終的な仕上げの工事に入りました。
先週、庭方の親方と盆栽を庭に乗せる石柱(初めは灯籠の竿柱を使う予定でしたが、和尚様の案で、贅沢な御影石の石柱になりました)
の位置と高さを決めて、この日羽生から昨年中国から運んだ清の時代の水瓶を三基、庭に埋め込んで配置しました。

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石柱が立ってくると、ここに厚みある板を敷いて台として、盆栽を飾る姿が空間的に見えてきます。
庭方・建方・皆さんさすがに大徳寺のお仕事をなさる方々。

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一を伝えれば百を理解され、共にこの庭園を預かる者として、ひとつひとつの出来事に、緊張感が生まれます。
何よりも、傍で見守ってくださる和尚様は、いつも穏やかで、それでいて和尚様の眼が皆んなを引き締めている気がします。
ここから10日に一度の仕上げの進みで、11月半ばには完成します。

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盆栽が置かれた姿を思うと、身が引き締まります。

でも、展示場・手入れ小屋・手洗い・すべてが白木造り!
毎日の掃除に今から目が回りそうです♪ 
誰か一緒に守ってくれる盆栽が好きな“変わり者“の若い人いないですかね!