3年前の『世界盆栽大会inさいたま』での、日本水石協会による未曾有の名石展覧「日本の水石百選」を基に、
平成の時代にも作られなかった名石図鑑を作ろうと決めて、長い刻が経ってしまいました。
協会からも「森前君に頼るしかないが、まだ出来ないか?」と幾度も言われて、愛好家の方々にも申し訳なく思っていました。

「百選」だけで作れば、昨年には執筆を終えていたのですが、“もう二度と作れない”と思うと、その後に登場した無名の名石の多い事!
『近代盆栽』日本執筆している「名石探訪」・毎年協会が開催する「日本の水石展・東京都美術館」・歴史ある「日本水石名品展・明治神宮」等々、
“まだこんな素晴らしい水石が隠れていた!”と、これも載せたい、これも記録を残したい、と、
既に200点近い賓石が候補となってしまいました!


“いつまでも待たせられない!“そんな事をずっと思っていて、コロナ災禍に悩む今夏、
社員の全員に夏季連休を取らせる間、お盆も羽生の留守役をして、
“最終執筆はここに居たら雑用でいつになっても出来ない!“と、腹を決めて、某所山奥の“隠れ家”に1週間籠る事にしました。

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ここから基本の単体解説を全品仕上げるまで頑張ります。
「筆を置く」にまで至らなくても、せめて単体執筆を終了させて、全体構成と巻頭巻末の編集を後にするまでにここで仕上げたいと思います。

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心配なのは、盆栽の無い刻を私が本当に1週間も持つかな?と少し心配です。笑!