小僧の時代から数えれば、45年のお付き合いをさせて頂いた老大家。病に斃れて83歳の天寿を全うされました。

遺された夥しい水石・道具・そして掛軸。

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ご本人よりの遺言「すべては森前君に任せて、斯界を受け継ぐ愛好家の皆さんに残るように」。
これを奥様から強く要望され、8月は仕事の合間に少しずつ、ひとつひとつの中身を精査してみました。

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“片山一雨先生のものだ”、“水府散人先生からの石だ“、展覧会に出品した水石・卓・掛軸。
どうしたら多くの方々に広められるか?
3分の1を故人の親しかった方々に、残りの半分を故人が連載までされた月刊誌『近代盆栽』さんの通販に、そして残りの半分を、水石協会が主催する年2回の協賛オークションへ。

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協会のオークションは、その手数料のすべてが、協会文化活動に寄付されます。
過去にも1億円となる成果を挙げた、業界屈指の現金オークションです。
日頃はオークションに出品されることを嫌う愛好家の方々も、“協会の発展の一助となるなら“と、蔵内からの出品をして下さいます。
今年の秋のオークションは、9月13日。
前日の午後は、誰もが見学できる下見会です。
本当は業界の中枢機構である、上野グリーンクラブは、予約はしていたのですが、コロナ災禍を予防する見地から、協会事務局長を預かる私の羽生で開くことになりました。
名品から趣味家が愛した様々なものまで、勿論盆栽や鉢類も多数出品されます。
是非、お遊びにいらして下さい。