お得意様に納めてある、木村正彦先生の有名な真柏石付作品。
培養を重ねると各部分の繁茂と徒長をして、全体を締め込む手入れが必要となります。
木村先生の所に毎週3日ずつ住込で、特別指導を頂いている羽生雨竹亭のハオ君とツァオ君。
大型真柏の手入れをする私の隣で、この樹の仕事を任せました。

IMG_8861

“半日くらいかかるかな“と思ったら、2人で僅か2時間で仕上げました。
朝7:30から夜は10時位まで、自分の技術の向上の為に頑張る2人。

IMG_8866

木村先生も「この2人は、あと2年私の手元にいられたら、本物になるよ」。
残念ながら、彼らは今年いっぱいで、3年の研修を終えて、母国へ帰国しないといけません。
ご両親とも離れて頑張る彼らを見ていると、“あと2年ここにいてくれたら“と思う気持ちを中々伝えられません。

IMG_8865

でも、私はこの子達が、日本にいる間に教えられる事を精一杯教えて、生まれ故郷の中国へ帰って、
すぐに商売などせず、王永康先生のような大師のそばで、更なる腕を磨いてくれればと願っています。
でも、少し残念なのが、今日本にこの子達のような想いで、日常を送っている若き盆栽家の卵が、どれだけいるのだろう?と思う事です。
自分を磨く為に、寝食を忘れる・・
私の年代が心に思ったあの頃の情熱は、もう古いのでしょうか?
日本という国は、そんな思いが作ってきたと思うのですが。