【200年前の五葉松盆栽が8mの巨木に!】

四国高松市の鬼無国分寺に“将来の名木”となる原木を探しに出向いた折、初めて国の特別名勝となっている「栗林公園」に見学に訪れました。

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十数年、盆栽の仕入れで来ている高松ですが、いつも時間のすべてを盆栽探索に費やすため、この地の素晴らしい景色を堪能する機会がありませんでした。

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同行した中国から3年の研修で羽生に来ているハオ君ツァオ君は、初めての四国。
残り少ない日本での時間。
当然この高松も最初で最後です。
こんな時でないと、私も見事な公園を拝見する時間が取れないので、半日ゆっくりと300年を超える築庭を愉しみました。

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中でも、やっぱり盆栽業!
他では絶対見られないと教えて頂いていた黒松の大樹「鶴亀の松」と、将軍家拝領の「根上りの五葉松」は、感動の一言でした。

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「鶴亀の松」は、圧巻の幹太さ!
うねるような幹模様!
そしてまさに“ザ!ボンサイ”と言える樹姿!!!。無粋な商人根性で見てしまうと(中国の盆栽家の方々は、数億円でも欲しがるだようなあ)など、不謹慎極まりないことを思ってしまう自分に喝!!

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「根上りの五葉松」は、天保4年(1833年)9代高松藩主が、徳川家11代将軍・徳川家斉から贈呈された““盆栽の松““と記録されていることにビックリ!
係員の方に伺うと、根は黒松、樹は五葉松。
つまり「接木五葉」、盆栽の時も将軍から親藩の藩主への贈物だったから、50〜100年は経っていたものでしょう。
多分、樹齢250年~300年、盆栽が歴史の中で長く命を繋いでいたなんて、本当に嬉しかったです。
私達も、拙くても、100年の後にも残る盆栽を手掛けたい!と願うひとときでした。