【四天王発見!】

3年前、九州八女地方の山里で、代々守り継がれた絶滅種「祖母五葉松」が確認され、
エスキューブによって『世界盆栽大会』の場で、総額1億円の公開がされたことは、盆栽界のニュースとして大きく取り上げられました。
今回、祖母五葉松を守った現地田中家から秘匿のうちに譲り移された「祖母四天王」と言われた名樹4点が、小店へ届きました。
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どのような経緯かは、先方との約束で秘匿しなければなりませんが、
田中家に残された幾つかの古樹は、現ご当主の意向で、“今あるものは、私の代はここで大切に遺したい”ということで、これ以上の割愛は当時から諦めていました。
今回、羽生に届いた四天王は、圧倒的な存在感。世界大会の巨樹3点に準じる現存が信じられないほどのものでした。
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“これだけの歴史的遺産をどのようにすれば良いものか?”
・・今は唯々現状な生育に努めることを第一に考えています。
3年前、九州に出向き、古老ご夫妻と膝を交えての相談をしたあの時を、ご夫妻の写真を見ながら思い出します。
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80年近く前、戦時色濃くなる中、軍部より
“盆栽など何の役にも立たない。置場を薩摩芋を作るように捨ててしまえ”
との命令に、方便で「畑にする時の風除けに植えますから」と泣く泣く鉢から外して地に植え、
目立たぬように日々夜半に桶で水を与えたと当主田中氏に伺ったことを思い出しました。
盆栽人として、先人が命がけで守ってきたこの稀少種達、同じ心で良き彼らの安住の地を探したいと思います。