【姫孟宗竹と水石】
夏越の大祓も過ぎて、今年も半分が過ぎました。
鬱陶しい梅雨の日々。
盆栽達も潤湿な空気の中、美しい葉色を楽しませてくれています。
愛好家の皆様をお迎えする応接室の床間は、そんな季節の風趣の中でも、涼と情緒を大切に設えてみました。
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姫孟宗竹の盆栽は、これから七夕の頃までの「風さやけき」夏飾りを代表するものです。
取合わせの掛物は、竹内栖鳳の「雨裏新蛍図」。
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霧雨降る渓流の清々しい水の流れのそば、新緑の葉裏に川面から誕生した蛍達は、
雨が上がり、儚い光を纏って飛ぶ時をじっと待っています。
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脇床に据えた揖斐川石は、画中の渓流を見事に切り取ったかのよう。
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席全体に香り立つ日本の「今」という季節。
盆栽も水石も、それぞれひとつずつの素晴らしさは勿論ですが、
こうして「樹・画・石」をひとつの物語の中に設える事は、盆栽水石趣味の醍醐味と言えます。
何かと何かを組合わせて共鳴させる・・
日本の“見立ての美”のあり方を皆さんも日常で楽しんでみて下さい。