【木村正彦先生の真柏と寒桜】

彼岸を超えて 各地からソメイヨシノの開花が伝えられる中、盆栽も季節の移ろいを日々現す頃となりました。
月末から月初にかけて 久しぶりの海外。
今回は約100点の名木の植え替えを現地で行う為、熟練のスタッフから見習いまで、総勢9名で 渡航します。
10日間も羽生をこの季節に空けるのは、芽出しの季節、心苦しく辛いのですが、
日本から渡った真柏などの名樹達を手入れをせずにそのままにしておくわけもいかず、お手間賃も有難いほど考えて下さる愛好家。
せめて 出かける前の“今”を応接室に設えて行こうと思いました。
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帰国する頃には 桜は満開を過ぎ、名残の葉桜、盆栽も この寒桜を早春飾りの最期に、
ここからは枝垂れ桜の儚い美しさが、庭内・室内を満たしてくれます。
先日 名匠木村正彦先生の所から来た、真柏の大型古木に満開の寒桜。
朧の月の掛け軸と共に、寒桜の“刹那”の美・真柏の連綿と続く荘厳な命の営み、盆栽の持つ美と精神の両面を飾ってみました。
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・・・やっぱりこの季節はこの羽生、日本にいたいです!