【日本に来なくなった宜興の"本当の実力"】

西安ギャラリーのオープンに併せて、以前より希望していた
紫砂の故郷"宜興"へ出向き、今の宜興盆器の真実を見てきました。
以前より何度か訪れた事のある「宝山」は5年前とは大きくその製作品が変わり、
大型の"良作"が数多く積み上げられていました。
ここにある紫泥・朱泥の手作りの盆器の殆どは、現在日本には運ばれていません。
盆器担当の楚さん曰く、
「日本の皆さんとのお付き合いは古く、お世話になっていますが、
最近は中国国内の上質な作品への要望が高く、日本の通信販売用の量産品もコストが上昇している関係で、
以前程の日本受注はありません。
特に森前さんが認めてくれる私達の自信のある本当の宜興の胎土と腕を活かした作品は、
高いと言われて殆ど注文は頂けず、国内で高まる良質作品への注文に宝山も傾注しています。」
とのこと。
"宜興の陶都の技術"は今も僅かに伝承されている事に、震える想いを持ちました。そしてこの本物の秀作を利益があまり無くても日本へ広める事も、
私の大切な役目と確信しました。
秋には私が選んだ"本当の宜興鉢"を日本の盆栽界へ届けたいと思います。