雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴42年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”


【盆栽・水石、鉢・水盤・道具  大量出品!!!】

水石協会の文化事業に協賛する目的で開催される交換会も今回で4回目!
昨夏は1億円の大台越えとなりました。
冬季2回目の今回は国風展を目前に多くの盆栽・鉢も出品も予想されます。
社団法人の事業ですので水石協会員の他、関連業界の方々、
そして一般愛好家も協会員の推薦があれば参加出来ます。
又、ご自身で協会員などとのお付き合いの少ない方は、
免許証など身分証明が出来るものを提示頂ければ参加可能です。
現金決済の当日オークションは基本的に"卸値"に近い売買となります。
この機会に是非業界の名品の数々をお楽しみ下さい。


【検疫用 完全根洗い後の早急処置  in 台湾】

雨竹亭が長くお世話になっている台湾の美術愛好家のお預かり盆栽を
初めて検疫の為に"完全根洗い"をして空輸で台北に送りました。
恩人と言える方の大切な樹、追いかける様に現地に向い、
協力して下さった台北盆栽園の詹さんの助けを借りて梱包を解いて即座に植込みを行いました。
ここから1ヶ月、毎日5~10回の噴霧と15度前後の温度管理、元気な回復を祈るばかりです。
国によって違う検疫条件、私達日本からの供給方は
健全な流通に欠かせない現地での管理にも惜しまぬ協力をしていきたいと思います。


【出来高4750万円! 木村正彦先生・内海理事長 も参加!】

小店が創業以来続けている交換会(オークション)「天地会」は1月12日開催で、111回となりました。
多くのプロが参加して下さり、現在では国内でも有数の市場となり、
今回も木村正彦先生・内海理事長・小林國雄先生などをはじめ、約100名の参加を頂きました。
初会を彩る目玉として、新潟県燕市の老愛好家より、50年を超える愛培の蝦夷松・真柏 類が、
約100点"鉄砲扱い"つまり、成行き売りの出品を頂きました。
人生の殆どを共に過ごした樹々達を放出される気持をくんでこそのプロと思い、
1点ずつ丁寧にセリあげた結果、想定の2倍近くになりまた!
古老の"次なる目標は、国風展出品です。
来月の展覧に翁が自作した蝦夷松が展示されるのを心待ちにしている毎日です。


【400年の「刻の封印」を解いて 初公開!一休禅師の寺  大徳寺「真珠庵」盆石!!】


2月に開催される「第4回日本の水石展」の特別出品が決まった"幻の名石"が間もなく公開されます。
1月7日、京都 紫野  臨済宗大徳寺派 総本山「大徳寺」内にある『真珠庵』に
山田宗正ご住職を訪ね、展覧図録の詳細打合せをさせて頂きました。
正親町天皇の皇后様の化粧殿を移築した真珠庵内の書院「通僊院」に
他の文化財と共にある唐物盆石は、名石「末の松山」などと同じく、
室町時代の東山文化の名残を色濃く残すものです。

真珠庵創建以来、この石が庵外に持ち出された事は、記録にありません。
今は図録・ポスター・ハガキなどの撮影も済み、雨竹亭の「観音堂」内で静かに公開の刻を待っています。
歴史上の名石は数多くあっても、当時よりその場面を変えずにそのまま鎮座してある石はこの石のみと言えます。
400年以上前の文化人達が眺めた石中の景色は、今の私達と違ったものだったのでしょうか?
応仁の乱で塵芥となった都に再建された名刹、その時からこの平成への長い歳月、この石は真珠庵に眠り続けたのです!
2月の公開をお楽しみに!


【76歳!いつまでも 作り手として現役!】

昨年末、私共の羽生雨竹亭に木村正彦先生が来訪されました。
先生が他の盆栽園に訪れるのはとても珍しく、拙亭も10年間で三度めです。
「今年は一緒に中国へ連れて行ってもらったり、いろいろと世話になった」
と世界にその名を知られる方とは思えぬ程の謙虚さ。
本当に頭が下がります。
亭内を一巡され、かつて手掛けた作品などを見て懐かしがられていました。

スタッフ・見習い・中国研修生 達との記念写真にも気軽に応えて下さって、
若者達には最高の記念になりました。
床の間の黒松は遠い昔、大家小口賢一翁が愛蔵されていたもので、
基本の姿は若き頃の木村先生が作り上げたものです。
樹も先生と三十年を超えての再会です!

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