【国風展出品を待つ盆栽達を拝見❗️】
2月9日より開催される“第98回国風盆栽展“、誰もが知る日本盆栽界の最高峰の歴史ある展覧。
この出品先行審査が先日行われ、前後期合わせて、約300点弱の作品が選出されました。
選考に搬入される盆栽達は、どれもため息の出るレベルの樹達!
展示席数の関係で、すべてを飾る訳にもいかず、落選の憂き目をみるものも多くあります。
私が修行時代などは、出品申込数も今の2倍近くあり、数百点の逸品盆栽が、“これがダメだったの?“と言う有様でした💦
先日、木村先生のアトリエにお伺いして、出品が予定されている作品を拝見しました。
三十数点と言う、先生の所からの国風展出品量!
80歳を超えてなお、相変わらず扱い数もトップという健在ぶりには驚かされます。
山採りの古典名木、現代的な創作的作品、理想型と言える模様木など、多種多様な出品内容。
今では国内愛好家だけではなく、海外の方々の出品依頼も多いとのこと!
まさに“世界の国風展“になりつつあります。
しかし、先生は将来の日本の盆栽界の為への想いも仰っていました。
“山採りの素材すら枯渇する我が国、瑞祥や創作的寄せ植えなど、自分の手で一から育て仕上げる事の出来る盆栽を若い層にもっと伝えたい“と。
自分が苗木から育てた樹が、夢の舞台に行くなんて、愛好家からすれば、こんなに楽しい事はないでしょう!
先生はこうも仰いました。
「古い名木は、時には傷んだり、海外へ“お嫁に“行ったり、増えることなく減り続ける。だからこそ、新しい盆栽を創出する事がとても大切」・・❗️
国内屈指の名樹の数々を守りながらも、視点を変えて伝えてくれる次世代への気持ち。
“10~20年で、名もない素材から国風展へ飾れるものもあるよ“と先生。
よし!私もまだ💦65歳!
苗木からやってみるか❗️(腕の差がある事!忘れてました💧)