雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴42年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”

 私の下に来て四年目となる新井君。

この秋初めて作風展の新鋭若手作家部門に挑戦します。
作風展といえば見事な改作による古木の姿が有名ですが、
年々コツコツと培養管理が続けられてきた樹や人がもっと再評価されるべきだと私は思います。

この若手部門のように様々な形で門戸を開いて多くの人々が
“挑戦”出来るシステムを広げていってほしいものです。

さて新井君は花梨の中品株立ちです。
親心としてなんとか入選することを拝んでおります。


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10年振りに千葉県の九十九里方面に出掛けた時、偶然に手に入った古木真柏。

枝配りも時間をかけて創り上げた“本物”で将来はプロの眼を引く名樹となる可能性を持った樹です。
舎利芸の“磨き直し”や鉢映りの再考など、
まだまだこの樹本来の素晴らしさは半分しか表現されていないと思います。


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現在よりもやや左からの見付の方が真柏らしい“流麗”な線を強調できると思います。


全ての手入れが終わった後、またご覧にいれましょう!

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岩﨑大蔵先生の遺愛石を手に入れたので、三点飾りをしてみました。

「遠くに見える穏やかな景色」が感じられる石なので、
取り合わす盆栽も“険しい姿のものを避けて五葉松の文人系の“流れ”を持つものにしました。

真黒系の石と五葉松の取り合わせには、季節感が出づらいので掛軸に「来雁図」を使って
“穏やかな老松の彼方に見える山並み、空から今年も雁が降りて来て秋の訪れを教えてくれる”

そんな景趣を想って設えてみました。

季節感、流れの調和、全体の間調子など、何十年やっても満点は叶いませんね!

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連日の雨が上がって秋色の青空が久しぶりに羽生の空に広がりました!

関東、東北を襲った豪雨は氾濫洪水など、心痛む出来事でした。
盆栽の愛好家は勿論の事被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

全国の皆さんから“羽生は大丈夫?”の問い合わせを頂きました。
そのお気持ちに感謝の気持ちで一杯です。

お陰様で雨竹亭も盆栽も被害なく元気でおります。

ようやく訪れた“ありがたい陽射し”が盆栽達に降り注いでいます。
日々いろんな事が過ぎてゆく中、樹々達は自然のままに健やかに刻を紡いでいます。


私達も彼らに笑われぬように頑張ります。

 
 


“森ちゃん”と親しくして下さる木村先生の優しさに“つけこんで”
最近作られた真柏を強引に譲って頂きました!

見た瞬間に「こいつは面白い」と思いました。
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鉢合わせで何かモダンな姿になりそうで頑張ってやってみようと思います!
樹の正面と角度はこんな感じかなと思います。


細身の天然の幹芸を上手く活かしてあげようと思います。


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