雨竹 盆栽 水石 便り

盆栽歴43年 盆栽家森前誠二がブログで綴る盆栽人の本音と 伝えたい日常の中の”心と技”


【原 研哉さんの 賛文 最高です!】

日頃から盆栽の展示でお世話になっているGSIXの蔦屋書店さんで、久しぶりの企画展示をさせて頂きました。
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その展示のメインボードに、デザイン界の巨匠・原研哉さんの 盆栽に対する序文を頂きました。
その文の素晴らしさ! 
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僅かな言葉で、人が盆栽とどう関わるべきかを、見事に説いています。
この文に込められた盆栽を見つめる心に触れるだけでも、この展示企画はしてよかったと思う程です。
ぜひ皆さんも見てあげて下さい。
主人公は・・・盆栽達です!

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【藤川・森山 腹心の弟子と共に】

3月26日より、名匠木村正彦先生は、
若き頃岩崎太蔵氏に導かれて訪れた中国盆栽界の依頼で、“最後の海外実演旅行”に出発します。
中国を代表する盆栽愛好家団体「江蘇盆景協会連盟」の主席であり、
同国を代表する愛好家、張 小宝 氏の招きによるものです。
公演に先立って先日 張氏の広大なコレクションがある常熟市に赴きました。
山東省で山採りされた“日本ではもう不可能”と言える真柏(約300~500年)の素材の中から数点を選びました!
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当日27日は、午前中木村先生の独演を、世界各国から訪れた盆栽家が見守る中進められます。午後は、同じく張氏の所蔵される五葉松の大根連なりを、
各国代表チームが、それぞれ実演する時、日本チームの素材として改作をします。
特殊な道具だけでも50~60キロをみんなで中国へ運び、
“木村マジック”の本領を見せたいと思っています。終了後またその姿をこのブログでご紹介します!
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【雑木盆栽の名匠・四季を奏でる自然美の結晶達】

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先日、久し振りに大宮盆栽美術館へ伺い、大先輩 芙蓉園主 竹山浩先生の個展を拝見しました。
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ひとことで、その端正な作風に感動しました。
松柏盆栽が中国などの流通影響で、もてはやされる中、
日本盆栽界が「刻」と言う何ものにも代え難い宝物によって創り上げた美の世界が散りばめられていました。
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若き頃、先代芙蓉園の房造先生の寄植え作品に感動した思い出が、二代現ご当主にも正統に受け継がれていることに、
盆栽とは伝承する文化である事を、あらためて認識させられました。
私のような腕ではこんな見事な作品は創出出来ませんが、
同じ盆栽人として、せめてその姿勢を見習いたいと思いました。
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【半世紀続く 水石展『炉端会』見学と共に】

先日、四国高松へ出向く道すがら、ご案内を頂いていた 水石展『炉端会』を見学させて頂きました。
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関西水石界の恩人として、私の“西の父”として生涯見守り続けて下さった、
故横山雨洛先生の畏友、大阪の本山幸男先生のお誘いでした。
吹田市が保存されている「浜屋敷」は、豪商の名残を見せる見事な建築。
飾られた10席は、熟練の水石家の味わいのあるものでした。
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久し振りの関西水石展見学でしたが、中で出迎えて下さった皆さんは、
横山先生が主宰されていた“伝説の水石会”『聴石会』の元会員の方々がほとんど!
皆さん私が二十代の頃よりご縁を頂く古老達でした!

翌日、2年ぶりに本山先生の居宅(殆ど“石屋敷”!)にお伺いして歓談のひととき。
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夥しいご蔵石と、隣家を買い取って、自蔵石の展覧を毎日楽しまれていられるとの事!
一見して、水石1500~2000点、水盤・卓などの飾り道具に掛け軸類、八十路を迎えられる中、益々の趣味三昧の境地には頭が下がりました。
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25歳で新婚旅行に出かけた先で、初めて石を求められたこと、
丹波紫雲石に惚れ込み、産地の山をそっくり贖われたこと、さすが横山先生の盟友だなぁと思いました!
お元気に水石趣味を楽しまれる本山先生のこの大コレクションが、次代に正統に受け継がれることを願って退出しました。


【初めての整姿作品を初めての植え替え!】

西安雨竹亭で楊凌の盆栽パビリオンを2年間守って来てくれた、郝君と趙君。
昨春3ヶ月の研修を日本で過ごし、12月より3年間(当初は1年のビザ・延長願いを出して更に2年)
故郷に帰ることも出来ないのを承知で、私の庭「羽生雨竹亭」に住込みで勉強しています。
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43年前、貧乏で布団も用意出来ずに、バッグひとつで小僧に入ったあの頃の自分を思い出します。
日々、8時前からの庭内の掃除、あとは19時〜20時位まで、雨竹亭の慌しい毎日を、言葉の壁を越えて必死に頑張っています。
「ハオ!ツァオ!」と呼べば「ハイ!」と駆けてくる姿は、私たちの世代の修行時代を彷彿とさせてくれます。
冬の間しか松の針金掛けは勉強できないよ!と、12月に与えた五葉松も
2人して眠い目を擦りながら、時には仕事の終わった深夜に励んでいました。
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国風展の忙しさの終わった中、2人の仕上げた五葉松の植替えを指導しました。
教えることに専念して、なるべく自分の手でやらせてみました。
“針金がキツかったり、いじりすぎたりで、いくつか枝が痛むかも”と予想していますが、
その姿をこの庭で見ながら経験を重ねる事も大切なことです。
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2年後の作風展に若手部門でこの樹を挑戦させてあげたい!
そんな事を思いながら、終わってみたら、深夜12時でした!

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